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クッシング症候群

 

Cushing syndrome

 副腎皮質糖質コルチコイドのコルチゾール(ヒドロコルチゾン)の過剰で生じる病態。副腎コルチゾールの増える原因としては、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)の過剰、副腎コルチゾール生産の過剰、外因性の糖質コルチコイドの過剰投与がある。満月様顔貌(ムーンフェイス、moon-face)や中心性肥満が特徴であり、筋力低下の他高血圧、腎結石、骨粗鬆症、耐糖能障害、感染症への抵抗力低下、精神障害、小児では身長の発育停止、女性は月経不順、多毛症や一時的な脱毛、女性における男性化徴候等が出現する。  副腎皮質ホルモンの分泌は、視床下部―下垂体―副腎系の連携によるフィードバック機構により調節されている。副腎皮質ホルモンの分泌量が増加すると、視床下部からのCRHの分泌、下垂体からのACTHの分泌が抑制される、負のフィードバック(ネガティブフィードバック)が形成されている。好塩基性腺腫では過剰のACTHが形成されこの負のフィードバック機構が働かない。一方、原発性副腎腫瘍では視床下部―下垂体系と関係なくコルチゾールが分泌される。(2006.2.8 掲載)(2014.7.更新)


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