日本薬学会 薬学用語解説 日本薬学会
 参考文献  使い方
当サイトの掲載情報の正確性については万全を期しておりますが、本会は利用者 が当サイトの情報を用いて行う一切の行為について何ら責任を負うものではありません。

インスリン受容体

 

insulin receptor

細胞膜表面レセプターでチロシンキナーゼ共役型レセプターの一つ.インスリンと結合するαサブユニットと細胞膜を貫通し細胞質にチロシンキナーゼを内在するβサブユニットがジスルフィド結合で結ばれたタンパク質.インスリンと結合することにより、細胞内へのグルコースの取り込み、及びグリコーゲン合成を開始させるシグナル伝達を開始する。インスリンレセプターへの結合により内在するチロシンキナーゼが活性化され,自己リン酸化される。そのリン酸化チロシンにインスリンレセプター基質1(IRS 1)が結合し,このIRS1がリン酸化される.リン酸化されたIRS1はホスファチジルイノシトール(PI)-3-キナーゼ(PI-3kinase)に結合し活性化をおこす.活性化されたPI-3キナーゼはさらにプロテインキナーゼB(PKB)を細胞膜に引き寄せを活性化する.活性化されたPKBはグルコース輸送体4(GLUT4)を細胞膜に移動させグルコース細胞内に取り込む.同時に,グリコーゲンシンターゼキナーゼ3を不活化し,グリコーゲンシンターゼを活性化する.(2005.10.25 掲載)(2009.1.16 改訂)


IndexPageへ戻る





Copyright© 2005-2008, The Pharmaceutical Society of Japan